近年 ”SDGs”;Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)という”言葉とコト”に出会う場面が増えてきた。そして、鳥羽市のなかでも素敵なSDGs活動が様々な場面で動き始めている。

ただ、その一方で ”地域共生社会”という言葉とコトは、残念ながら福祉のそばのひと・場所の近くをフワフワしている感じが否めない。

そもそもSDGs(エス・ディー・ジーズ)とは?

「人類が地球で暮らし続けていくために」国連が定めた17項目の国際目標で、2030年での達成を目指しているコトである。これらの目標の中には、貧困や健康、教育、まちづくり等が含まれている(SDGsの詳細情報はこちらから:外務省)。

SDGsと地域共生社会との関係は?

ここでたとえば、先程の「人類を”住民”」「地球を”地域”」に置き換えてみると、「住民が地域で暮らし続けていくために…」へと変わる。これはまさに、地域での暮らしを考える”地域共生社会”の概念と一致していく(地域共生社会の詳細情報はこちらから:厚生労働省)。

つまり、SDGsを推進しているひと・企業・団体は、SDGsへの取り組みと同時に、地域とともに育む”地域共生社会”へも参画し始めていると言っても過言ではない。ただ、SDGsへの参画は”有意識”でも、地域共生社会への参画は残念ながら”無意識”になっていることが多い。

そんなコトをぼんやり考えながら、令和3年6月14日に鳥羽国際ホテルで開催された「SDGs アイデアコンテスト2021」にそのヒントを求めて参加させていただいた。

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このアイデアコンテストは、鳥羽国際ホテルや潮路亭などを運営する伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社さんが社内全体からSDGsの取り組みを推進するための素敵な企画でした。

企業として、SDGsを推進すること自体が既に素敵なのだが、コンテストのプレゼンを聞いているうちに「これはSDGs活動かつ、地域共生社会への参画にもなる!」と思う場面が本当に多くて驚いた。

たとえば、災害に備えたマップづくり活動は、ホテル等のお客さんだけでなく、その地域で暮らす住民にとっても有益な情報源となる。また、もしこのマップづくりに”地域の学生”が加われば、とても良い教育の機会(SDGs:4番など)を併せ持つ活動になるのかもしれない。

その他にも、食品ロス削減の活動は、地域の「子ども食堂」にも繋がるかもしれないし(SDGs:1・2番など)、資源を有効活用していく各プロジェクトでは”高齢者”が作業の担い手となり、身体を動かすコトで「健康・介護予防・プチ就労」へと繋がっていくのかもしれない(SDGs:3・8番など)。

私自身は、地域共生社会(福祉)の視点からSDGsを眺めるのが得意なので、余計にそう思ったのかもしれないが、企業・ホテルが推進するSDGs活動のなかには、地域貢献(地域共生社会づくり)に繋がるタカラモノがいっぱいであるように感じた。

福祉のそばにある”地域共生社会”というカテゴリーのなかでの活動で考えると、企業としては分かりにくい部分が確かに多くある。でも、今回の鳥羽国際ホテルさんの”SDGs”活動のように、現状の活動が地域共生社会への参画になっていることも多い。そして、角度を変えて見るだけで、SDGsの他の項目をも実現している可能性が出てくる。

 

難しく考える必要はない。SDGs活動をすれば、地域に繋がる。結果として、地域は活性化し、暮らしやすいまちづくりにもつながっていく。地域共生社会が実現していく。だからこそ、ひと・企業・団体のSDGsへの参画は、「地域共生社会」への参画と同じだと思う。

今回は、そんなヒントを鳥羽国際ホテルをはじめとするグループ全体の取り組みの中で勉強させていただきました。

 

伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社の皆様、ありがとうございました。

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地域理学療法・地域リハビリテーションが本職です。 平日は、株式会社いやしの心で介護と福祉のお仕事、そして、鳥羽市で生活支援コーディネーターをしています。週末は夫婦で週末cafe marudOT(まるドット)をオープンしている”野良”の理学療法士です。