わたし、先日32歳になりました。

自分自身が30代になると、学生時代に考えていたような30代のイメージとは、かなり違います。

学生時代の自分といえば、30代はもっと「おじさん」だと思っていました。

 

でも今、自分の気持ちは「まだまだ若い」と思い込んでいます。

そこで先日、本浦へ行って、牡蠣の作業を見学に行ってきたのですが、物凄く大変でした。

 

 

少しだけお手伝いもさせてもらいましたが、全然出来ません。

まず、いかだの上に立つだけで足がしんどく、作業どころではありません。

 

お話を伺うと、「70代でも現役の方がいる」とのことで、自分はやはり「おじさん」になってきていると悟りました。

 

ということで、現実(おじさん)を受け入れることが出来ない今日この頃です。

 

 

さて、皆さんは自分自身が「65歳」「定年退職後」のイメージをした事がありますか?(既に65歳以上のかたも少しお付き合いください。)

 

65歳という年齢は、今のままいけば、定年退職している方が多いかもしれません。

 

超高齢社会である日本において、この「65歳以上」になった ” 自分自身 ” や ” 社会 ” をイメージしておくことは、すごく大切になってくると思います。

 

皆さん誰もが、年齢を重ね、「高齢者」になることは避けられない事実なので、この機会に一度想像してみませんか?

 

 

まず、あなたにとって「高齢者」とは何年後のイメージですか?

いや、そもそも高齢者って、いつなるの?

 

Wikipediaによると、高齢者の定義は次のとおり。

高齢の線引きは曖昧且つ主観的な部分があり、判断は容易ではない。

 

国連では60歳以上、国連の世界保健機関 (WHO) の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としている。

 

日本では一般的に、0~19歳を未成年者、20~64歳を現役世代、65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者とされる。

 

(https://ja.wikipedia.org/wiki/高齢者:令和元年7月20日オンライン)

 

どうやら、社会通念上は、65歳以上で「高齢者」になるようです。

 

 

定年退職については、最近さまざまなニュースを見ますが、下記によると、

厚生労働省:平成 29 年就労条件総合調査の概況

(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/17/dl/gaikyou.pdf:令和元年7月20日オンライン)

 

定年年齢を60歳とする企業が最も多く「79.3%」、65歳とする企業は「16.4%」のようです。

 

 

つまり、60歳で定年となり、60歳からは「働く」という経済活動から離れる方も多いということでしょうか。

 

「60歳まで勤め上げたのだから、ゆっくりさせてくれ」

 

それは、そうですよね。

でも、おそらく定年退職した方々は、こう思っているはずです。

 

「自分自身が考えていた60代のイメージとは違う。」

「自分はまだまだ若い。」

 

30代になり、現実を受け止めていない私と同じように・・・

 

いや、実はこれ、事実なのです!

今の60代の方は、かなり若くて元気なのです!!

 

私の気持ちのような運動不足の根拠のない話ではありません。

 

この報告書によると、

「高齢者の歩行速度」は、「10年間で10歳若返っている」というデータ結果が出ています(下記の図)。

 

 

また、文部科学省の体力テスト結果から作成された下記の図中では、

未来投資会議(第29回)配布資料 [図40:高齢者の体力・運動能力の推移]

(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai29/siryou1.pdf:令和元年7月20日オンライン)

 

高齢者の体力・運動能力は、「この10年強で5歳若返っている」と示しています。

 

つまり、60代の皆さんは、気持ちだけではなく、本当に若くて元気に年齢を重ねていくのです。

 

いま20代・30代・40代の皆さん、65歳って、結構「お年寄り」だと思っていませんか?

 

今の65歳の方たちは、めちゃくちゃ元気ですよ。

実際に、鳥羽にも若くて元気な方が沢山みえます。

 

 

図は、上記の本から引用。

 

このように、65歳以降の時間はたっぷりあります。

 

それも10万時間です。

あなたが働いていく(働いていた)時間と同じくらいの時間です。

 

さて、65歳 / 定年退職後のあなたは「なに」をしていますか?

今から考えておくと良いかもしれませんよね。

 

わたしも考えよう。必ず高齢者と呼ばれるようになるから。

 

 

記載日:令和元年7月20日