先日、「コミュニティナース」という本を読みました。
コミュニティナースとは、その名の通り、コミュニティのなかにいる看護師さんのことです。
詳細は以下のとおり。
コミュニティナースは、いつも地域の中にいて〝健康的なまちづくり〟をする医療人材です。
病院や福祉施設、訪問看護に従事する看護師と異なり、地域の中で住民とパートナーシップを形成しながら、その専門性や知識を活かして活動する医療人材のことです。
地域で中長期的に住民と関わることで、健康的なまちづくりに貢献することを目指します。
「どのような看護活動が求められているのか?」住民や他分野の人材と一緒に考えるのがコミュニティナースの特徴です。
(Community Nurse Company 株式会社:https://community-nurse.jp/cn)
つまり最近は、看護師さんが、病院や施設の中だけではなく、まちの中、とても身近に看護師さんがいるという「新しい働き方・生き方」が始まってきているのです。
たとえば、もしあなたに看護師さんの友達がいて、二人でご飯を食べていたとします。
そうしたら、ちょっと体調が悪い事や健康面で不安がある事は、何気なく相談してしまいますよね。
病院に行くまでもない。けど、、、不安だな。どうしよう。
でも身近な関係性の看護師さんが近くいれば、きっと気軽に相談できるし、心強い。そんな関係性から健康を築いてくことを目指しているのがコミュニティナースなんだと思います。
本の中では、
・まちの多くの人が利用する「ガソリンスタンド」にいるコミュニティナース
・「地域食堂を自らオープン」して居場所をつくったコミュニティナース など
本当に様々な場所で、その地域に合わせたナースさん達の健康へ向けた取組みが行われてきています。
ここからが、本題です。
さぁ、ここで、私も生活支援コーディネーターとしてお仕事をしていますが、一応、理学療法士という専門職の免許を持っています。ナースさんとは違うけど、まちの中にいれば、微力ながら何か役立つことがあるかもしれない。
だったら、一度、コミュニティナースさんのマネごとをしてみよう。
私も外で出来る作業があれば、外でしてみよう。
ということで、
ゲストハウスかもめnb.(KAMOME nb.)さんご協力のもと、かもめさんのテラス(屋外)で、PC作業をしていたら、どうなるのか?をやってみました。
今回はここで、ただ座ってPC作業をしていただけなので、「今日は怪しいやつがいるな」程度だろうなと思っていたのですが、1人のご年配女性から話しかけていただきました。
お話を詳しく聞いてみると、びわの絵を描きたい。
「そこにある枝を一房もらえないか」ということでした。
あぁ、ごめんなさい。わたしでは、分かりません。
ということで、
今回、屋内で実施していたPC作業を外で行うように変えただけで、こんなステキな事と私自身が繋がれました。
そして、鳥羽の人と人との繋がりに、ほんのわずかながら関われました。
顔の見える位置にいるだけで、社会と繋がれるんだと分かりました。
読み返すと、今回紹介した本「コミュニティナース」の中にも、同様の事が確かに書かれています。(勝手に解釈しただけかもしれませんが)
そこで、決めました。
これからは、生活支援コーディネーターのお仕事のうち、外で出来る事は(外で)まちの中で作業する時間も可能な限りつくりたいなと。
まちの中にいながら、まち(鳥羽市)と地域のひとの役に立てることを身近で模索したい。
そのなかで、理学療法士でやってきた知識や経験も活きれば最高だなと。
ゲストハウスかもめnb.(KAMOME nb.)さんには、ご了承いただきましたので、外でも出来るPC作業が溜まってきた際には、今後このテラスに出現させていただきます。
その際は、トバゴトFacebookページでつぶやくので、ご興味のある方は、是非かもめさんへお越しください。理学療法のこと、リハビリテーションのこと、介護のこと等、多少は相談にのれると思います。多少は。
そして、もし人が集まれば、テラスで運動教室とかが出来たらいいな、なんて。
それでは、よろしくお願いいたします。
記載日:令和元年6月11日