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令和5年の5月から、鳥羽市(三重県)にあるショッピングセンターの中で始めた運動企画「お買い物ついでに健康増進!(記事はこちら)」ですが、状況に合わせ、カタチをゆるやかに変えながらも、協力者の方々に支えられ、約1年間(全15回:月1回)続いています。

今回は、開始から1年が経ったこの企画の現在地をまとめたお話です。

*開催意図については、広報とば(令和5年8月1日号 p18)を是非。

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この居場所は、鳥羽市地域包括支援センターの理学療法士と、実は理学療法士である(第1層)生活支援コーディネーターの私と2人で運営している場です。

このため、安全な運営を考慮して、最初に目標とした参加者人数は8名/回でした。

当然、最初から8名の方が参加することはなく、1回目は7名、2回目も7名、3回目も7名、4回目も7名、5回目は6名となりました。

このまま減っていくのかと思っていた矢先の6回目、はじめて目標人数の8名が来てくれました。続けていることと、口コミが大切なんだと改めて気付いた日でした。

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それから、4〜5名だけの参加者となる日なども経験しながら、最近(R6.7.時点)ではショッピングセンター入口の会場で、毎回10名程度の参加者と一緒に「お買い物ついでに健康増進!」で運動が行えています。

毎回、半分以上はリピーターの方たちですが、雨風の日にも歩いて来てくれる方、仲間たちとバスに乗ってきてくれる方、いつも偶然参加日に買い物に来ている方など、それぞれの生活の中に「ついでに」寄り添えている感覚を得ています。

また、最近では、ここが一つの居場所になってきたので、「あれ?今日あの人来てないけど元気かな?」と参加者の誰かに聞けば、「あぁ、あの人は今日お休みするって」という返事が帰ってきます。

 

*もっと詳しい雰囲気は、広報とば(令和6年6月1日号 p25)を是非。

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そして、小さなまちの唯一のショッピングセンターでのコトです。

お店の入口で運動していると、知っている顔の方と本当によく出会えます。その場では運動に参加してもらえなくても、健康・フレイル予防・介護予防のイメージの植え付けには成功しているはずです(#理学療法士っぽいアイツがなんかしてたわ感です)。

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医療・介護・福祉の場で、同じことをしていても「あぁ、医療・介護・福祉ね。」で終わるところを、医療・介護・福祉”ではない場”でやるからこそ、健康・フレイル予防・介護予防の雰囲気が広く・なんとなく届けられている気がしています。

あとは、理学療法士だからこそ、運動の必要性を熱く語るのではなく、「ついでに」でOKです!と言えるのも(理学療法士っぽい)生活支援コーディネーターをしている私の役割だと思っていますので、これからも健康・運動の「ついでに」なるモノを探しながら、理学療法士っぽいコトを続けていこうと思っています。

 

ということで、次は鳥羽(三重県)らしく、旅館で「温泉ついでに健康増進!」をやる予定です。その話は、また今度。

 

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